今から二十年前、
大分県のレストラン併設のアンテナショップとして
「坐来大分」が誕生しました。
「豊の国」といわれる大分県は、
海、山、大地からたくさんの恵みがもたらされます。
「いながらにして 憶い馳せる場所」という意味をもつ
「坐来」の役割はその恵みを物としてだけではなく、
料理やサービスを通して、
大分県の文化や作り手の思いを伝えていくことを
大切な役割としてきました。
このたび二十周年を迎える坐来では、
美しい竹工芸と、豊の国の恵みを詰め合わせた
限定のギフトをご用意しました。
大分伝統の竹工芸を生活の中に
大分県の伝統工芸である「別府竹細工」の歴史は古く、日本書紀に良質な篠竹があった別府で茶碗籠を作った記述が残されています。
今回坐来のギフトでは、別府で学んだ二人の作家にお願いし制作いたしました。それぞれの個性あふれ魅力ある竹工芸品を、どうぞくらしの中で使い、お手元で育てていただければと思います。
- 中村 圭Kei Nakamura
- SAKU/MASA/HITOHIRA/持ち手付籠
- 中村圭さんは、竹という素材そのものをいかして美しくカタチにしていくかを視点に、ものづくりをされています。
柔らかな視点を経て生まれた竹細工は、今のくらしの中でより自由に楽しめることができます。
- 伊藤 憲男Norio Ito
- 長角籠
- 伊藤憲男さんの作り出す竹細工は、どんな使い方をしてもどっしりと受け止めてくれるような、安心感があります。
しっかりと編まれたかごは食材だけなく本を入れたり、タオルを入れたり日常生活の中でさまざまに活躍しそうです。